並木道り散策

ミキティに必死に言い訳をした私は自分のクラスへ。
並木が久しぶりに学校に来たのは全校学力テストを受けるためのようでした。

しかし、会う友人、会う友人に

「久しぶりだねー。ずっと休んでたけどテスト大丈夫なの？」
「癌になって休んだって聞いたけど」

と悉く聞かれるのですが。
どこまで噂が広がってるんですか、学校全体ですか…！


でも実際にテストは『学校サボってた』&『全然勉強してなかった』でヤバイ状態。
それでもぶっつけ本番でテストに臨むわけです。
自分の席に座ると、ふと周りの人たちが私が持っていない道具を持っていることに気付きました。
そう。

長い間、学校に来てなかったから持って来るべき道具を持ってくることすら知らなかったのです。

やべー、図形問題どうしよう！
ああ、この問題は教科書に求める公式が載っていた気がするけど、ここから勉強してなかったんだよ。

そんなふうにパニック状態になる私に隣のクラスメートがそっとあるものを手渡してきてくれました。
「これ、私２つ持ってるから…」
貸してくれたのはなんと、問題を解くのに必要なコンパス！
マジでー、ありがとう！でも何で二つもコンパスを持ってるの？
そんな疑問は置いておいて、これで問題がもうちょっとは解けてマシな点数になるわ！
そう思いつつテスト問題を見ると、そこの図形には角度の表記が。

コンパスだけじゃ駄目じゃん…分度器もいるじゃねえか。
私の筆箱には折れたプラスチック定規しか入っていないよ！
コンパスを借りたのも意味ねえ…！

と再び嘆いていた私に後ろの席の同級生からまたしても救いの手が。

「これ、前に並木がくれた分度器と私の分度器で、今私の手元には2つあるんだけど」

振り返れば透明なのと青い色の分度器の２つが。
そういえば前にこの子に分度器をあげたなー、と思いつつ2つ持っていた同級生に感謝！
ありがとう！！
と、有難く分度器も借りることができました。



…と、そんな感じのところで夢は覚めました。
なんか慌て具合とか妙にリアルに感じた夢でしたが、それよりも実感したのは


並木は夢の中でも誰かに助けてもらいまくりの人生だな！


とのことでした。
どんだけ人様に迷惑を掛けて、人様に支えられてるのか…情けない。
因みに夢の舞台は自分の通っていた高校だったのですが、これが出てくると現実でたまに学校を休んだりしているのと混乱して慌てます。
現実では授業がない日に休んだ（っていうか学校に行ってなかった）ってだけなんですけどね。
深層心理で「学校に行かないとやばいよ」と思っているのでしょうか。

ちょっと気持ちが落ち込む、でも人様のありがたみが分かる夢でした。