並木道り散策

ミュージカルを見るのは初めてではありませんが、このミュージカルを見るのは初めてでした。
このミュージカルの存在を知ったのは確かTVのニュースで、それ以来気になっていました。
そして見れる機会があったら観に行こう！と思っていたのです。
まさかそれが今日になると知ったのは2日前の町内放送を聴いてですが。

大雑把な内容を知っていただけだったのですが、話も分かりやすく時々笑いもあって考えさせられたり感動したり、いいミュージカルでした。
英語の字幕が上部についていたのもちょっと新鮮です。
結構外国人の方もいらっしゃったので、さすがは凱旋公演ミュージカル！と思いました。
そしてこれ、意外に外国人の方以外にも役に立つものでありがたかったです。
誰にありがたかったかって？

私です！(笑)

途中方言が出てきたんですよ。
それでも一部は流れと聞いたことのある方言で分かったのですが、やっぱり分からないところはあるもので。
そこで字幕を見ながらある程度の流れをつかめました。
それ以外にもたまに日本語と英語を比較したり出来て面白かったです。（字幕の使い道を間違っているとか言われそうですが・笑）

７人の勇士の生き様や沖縄やウチナーンチュが置かれた現状を受け入れながらも打破しようとした人々は本当に凄いの一言だと思いました。
そして本当に無事に豚が届いてよかった、と。
それはきっとあの7人や乗組員の人が挫折しそうになっても諦めなかったからなんでしょうね。
その諦めないという背後にはうちなーんちゅを、沖縄を救いたいという強い想いと絆があり、それを持っている沖縄人は素晴らしいなと。
だからウチナーンチュはウチナーンチュであることに誇りを持っている人も多いのかなと感じました。

ミュージカルで一番印象に残った人物といえば、七人の勇士は当然ですので置いておいて、個人的にはおばーですね。
チョコクレープを見て「ひらやちー」って！(笑)
たしかにあれがひらやちーだったら、あんたらその食べ方も知らんね、ということになりますわな(笑)
このミュージカルでの笑いどころの主な部分をおばあが握っていたのでそこの部分は印象的でした。
逆に惜しかったなーと思ったところはアンサンブルの方。
前にネバゴナダンスをみたせいかダンスをしっかり見てしまう癖があって・・・ダンスのアンサンブルの方々にはビシッと振りが揃って欲しかった、という点がありました。
後半はあまり気にならなくなりましたが、振りがバラバラだとちょっと気になってしまって。こっちは個人の趣味の問題も入っていると思いますが（＾＾；。
あとは最後の豚のぬいぐるみ！あれも可愛くて。
豚を送る話ではあるんだけれども、豚が劇中出てこなかったのでなんかテンションが上がりました。
あれを買ってしまう気持ち分かります。
運良くもらえた人の腕の中に納まる豚は可愛いですもん、羨ましいですもん(笑)
あのテンションで出て外で売ってたら買ってしまいますよね。
私は買いそうになって財布の中身を思い出して押さえましたけれど。あー可愛かったなあ。

こういうミュージカルは今の戦争を知らない私たちの世代に伝えるのにはとてもいいものだと思うので、出来る限り何度でも再演をして欲しいです。
沖縄を出て大阪、なんてところもいいんじゃないでしょうか。うちなーんちゅも多いですし。
伝わってくるものが本当沢山あって有意義な時間でした。


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